市民活動支援センター運営協議会主催の作品選考会

今回をもって、第3回「美しいにいがた」の募集および審査が終了いたしました。元新潟市長・長谷川義明さんの発案で始まった本公募と顕彰事業は、これで一区切りとなります。2022年9月の作品募集からスタートしたこの企画も、今回が最終回となりました。
選考委員は、長谷川義明氏(全国良寛会会長/元新潟市長)、高橋道映氏(元新潟日報社社長)、捧実穂氏(公益財団法人雪梁舎美術館理事長)、小倉壮平氏(新潟市市民活動支援センター運営協議会会長)、そして私の計5名で構成されておりましたが、第3回目は高橋道映氏が健康上の理由によりご辞退されました。
新潟市市民活動支援センターは、市民の協働を支援するため、情報提供や各種相談対応、集会スペースや印刷機器の提供などを行っており、今年で設立20年を迎えます。
長谷川義明さんが新潟市長を務めていた当時、新潟市写真広報誌「美しいにいがた」が発行されていました。これは単なる観光案内ではなく、地域に誇りを持ち、その維持・発展に寄与することの大切さを伝えるものであったと理解しております。私もその思いに共感しておりました。今回の「美しいにいがた」には300点余りもの作品をご応募いただきました。多くの方々が趣旨に賛同してくださったことは、大きな成果であったと感じております。ご応募いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
作品にコメントやエッセイを添えていただく理由は、単なる写真コンテストではなく、エッセイと写真による表現を通じて、応募者のこだわりや新潟のおすすめスポットなどをアピールしていただきたいからです。これは、新潟への誇りや自己のアイデンティティを再確認する機会にもなります。写真には必ず撮影した理由や背景があり、それをエッセイで補足・説明していただくことが大切だと考えています。新潟に対する誇りを言葉で表現し、内外に発信していく重要性はますます高まっています。
(作品集を毎回作成しております)
新潟市の中心市街地も時代の流れには逆らえず、現実世界以上にネット空間が広がる今、リアルとバーチャルをつなぐためにも現実世界へのアクセスの充実が求められています。今一度、私たちの町を見直し、「人・町・物」との関わり方を意識し、それぞれの立場で再構築していく必要があるのかもしれません。