清津峡トンネルのこと
2025.02.27

インスタ映え!この言葉は世の中を動かす大きな原動力のひとつになっています。ご存知清津峡トンネルの「Tunnel of Light」は大地の芸術祭の作品の中でも特に内外に知れ渡っている恒久作品です。2018年の公開以来芸術祭目的ではない方々もたくさん訪れています。観光資源がそれほど多くない十日町(旧中里村)にとっては表現は良くありませんが、客寄せパンダとなっています。撮影したのは芸術祭の開会前のプレスツアーを利用、雑誌社などのスタッフの方々が取材をしているシーンで、当の私も芸術祭事務局に頼まれて撮影。真ん中に人が欲しくて画面中央でリモコンでカメラを操作して撮影しています。つまりど真ん中の人物が私でまわりの人たちは観客よろしく取材陣。いわばプレス陣を利用させていただいたセルフ写真みたいなものですね。作品の制作は中国の(マ・ヤンソン / MAD アーキテクツ)。公開以来インスタ映えするということでSNSなどにもたくさん投稿され、それがまた客を呼ぶという典型的な好循環の見本となっています。私の撮影したオフィシャル写真はポスターや雑誌の表紙などにもたくさん利用され、おそらく記録的な使用歴となっているのではと思われます。ちなみにウェブで調べると数え切れないくらいのサイトがヒットし、写真がアイコン化しています。写真は清津峡入り口の案内看板です。
photo by Nakamura Osamu
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