「風に誘われてー新潟風景紀行」

清津峡トンネル②

2025.05.19

日本文教出版株式会社より発行されている中学校の美術の教科書(2025年版)に使用したということで連絡があり、出版社から送ってもらった。2018年にこの写真を撮影した後、トンネルの前で中国の芸術祭関連団体の写真撮影の依頼を受けた直後にパンデミックのせいで中止になり、その後しばらくは中国の方々は来なくなりました。

コロナも5類となり平常に戻った後もいまだにこのトンネルの写真が使われています。私が中学校時代の美術の教科書の内容はよくは覚えていないので、比較しにくいのですが、表紙をめくった見開きに最初に出てくる所ジョージさんの言葉が「遊びで育つ感性が人生を豊かにする」と。 昔の美術教育からしたらずいぶん変わりましたね。取り上げている内容が広範で美術の枠からはみ出しつつもあると感じます。広範囲すぎて食い足りない感じだけれど、中学校だから仕方ないですね。範囲が広いので現代美術を扱っているページ数自体は少ないのですが、折り畳まれた所さんの目次ページを開くと表紙裏と目次ページ裏にかけて現代アートのオラファー・エリアソンの巨大なインスタレーションが載っています。教科書にも現代アートの影響が大きくなっているのを感じます。

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photographer

photographer 魚沼市出身。広告写真撮影のかたわら約30余年にわたり新潟県内の風景を撮影、様々な媒体に発表、写真展多数。20代の頃は新潟県を中心に観光PR撮影・スキー(雑誌)取材・山岳写真などに従事。他に演奏会企画·主催など活動は多岐にわたる。 (公益社団法人)日本広告写真家協会会員。

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