新潟平野でたくさん存在したハザ木もこの場所以外でほとんど見ることができなくなった。昔はこんな風景が何処にでもあっただろうし、ほんの少し前までは秋の収穫の匂いと共に記憶に残る懐かしい風景だ。農家にとって収穫の時に欠かせなかったハザは無用の長物と化した。今後は農家の高齢化による離農や農地の集約化大規模化などがもっと進むだろう。越後特有の原風景のひとつが無くなっていくのは寂しい。
EOS-1DsMarkⅡ+240mm 1/60秒 f:14
©️photo by Nakamura Osamu