白鳥は餌場を求めて、毎朝風に向かって飛び立つ。飛行機が風向きで離着陸の位置を変えるのと同じで、向かい風で離陸し着陸する。この日は風がなかったせいで、飛び立つ場所を選びあぐねている白鳥たちが適当に分散してくれた。まだ紅葉の残る角田山の山ひだに朝日が当たり、紅葉の名残が綺麗だ。ラムサール条約登録地の佐潟は白鳥の越冬地としても知られている。佐潟をはじめとして、河川や潟、そして餌場となる田圃が多いせいか、コハクチョウを中心に日本国内では最も多い越冬数となっている。
EOS5DMarkⅣ 70mm 1/320秒 f:6.3
©️photo by Nakamura Osamu