5月の連休を過ぎた頃の南魚沼市の登川近く。雪国の遅い春が巡ってきた。雪国の春は鉛色の冬に耐えた分だけ明るく感じる。里にもようやく新緑が見えはじめ、ほぼ同時にブナの緑が萌え走り稜線を登る。蒼い空に黄色の菜の花が眩しい。雪国に住む人たちにとって待ち望んだ春が来た。
EOS5DMarkⅣ+51mm 1/80秒 f:10
©️photo by Nakamura Osamu